こんにちは、山崎です。
この度、「駅すぱあとWebサービス」の鉄道運行情報がアップデートしました!
これまでの鉄道運行情報は路線単位での情報でしたが、この路線単位の情報に加え、新たに「どの駅間で影響が発生しているか」という、より詳細な情報が取得できるようになりました。
例えば、以下のような運行情報が発生していた場合、これまでは路線単位の運行情報でした。
<ResultSet apiVersion="1.27.0.0" engineVersion=""> <Information provider="レスキューナウ" status="運転見合わせ"> <Line corporationIndex="1" code="74"> <Name>JR越後線</Name> </Line> <Title>越後線 運転見合わせ</Title> <Comment status="long">低気圧の影響で、出雲崎〜吉田駅間の運転を見合わせています。また、運転区間の一部列車に運休が出ています。</Comment> <Comment status="short">低気圧の影響で、出雲崎〜吉田駅間の運転を見合わせています。また、運転区間の一部列車に運休が出ています。</Comment> : </Information> : </ResultSet>
※ JSON形式にも対応しております。
これが、今回のアップデートにより、運行情報が発生している駅間がわかる場合には、以下のように駅間情報が取得できるようになります。
<ResultSet apiVersion="1.27.0.0" engineVersion=""> <Information provider="レスキューナウ" status="運転見合わせ"> <Line corporationIndex="1" code="74"> <Name>JR越後線</Name> </Line> <Section> <Point> <Prefecture code="15"> <Name>新潟県</Name> </Prefecture> <Station code="23897"> <Name>出雲崎</Name> <Yomi>いずもざき</Yomi> <Type>train</Type> </Station> </Point> <Point> <Prefecture code="15"> <Name>新潟県</Name> </Prefecture> <Station code="24089"> <Name>吉田(新潟県)</Name> <Yomi>よしだ</Yomi> <Type>train</Type> </Station> </Point> </Section> <Title>越後線 運転見合わせ</Title> <Comment status="long">低気圧の影響で、出雲崎〜吉田駅間の運転を見合わせています。また、運転区間の一部列車に運休が出ています。</Comment> <Comment status="short">低気圧の影響で、出雲崎〜吉田駅間の運転を見合わせています。また、運転区間の一部列車に運休が出ています。</Comment> : </Information> : </ResultSet>
具体的には、駅間情報として ResultSet / Information / Section
という要素が追加されます。
駅間の情報となるため、 ResultSet / Information / Section
要素の子要素は、ResultSet / Information / Section / Point
要素が2つになります。
: <Section> <Point> <Prefecture code="15"> <Name>新潟県</Name> </Prefecture> <Station code="23897"> <Name>出雲崎</Name> <Yomi>いずもざき</Yomi> <Type>train</Type> </Station> </Point> <Point> <Prefecture code="15"> <Name>新潟県</Name> </Prefecture> <Station code="24089"> <Name>吉田(新潟県)</Name> <Yomi>よしだ</Yomi> <Type>train</Type> </Station> </Point> </Section> :
なお、駅間情報が存在しない場合もあります。その場合には、 ResultSet / Information / Section
要素は存在しません。
また、駅間情報がひとつの運行情報に複数存在する場合があります。その場合には、 ResultSet / Information / Section
要素が複数存在します。
「駅すぱあと路線図」と組み合わせて可視化することもできます。 薄い青色の部分が路線単位で指定した場合、濃い青色の部分が駅間で指定した場合です。 より細かい単位で運行情報の影響を表現できることがわかります。
今後は、経路探索において駅間を指定した不通区間の設定をできるようにすることも予定しており、より詳細なレベルで経路案内をできるようにしていきたいと考えています。
なお、鉄道運行情報機能のご利用には、スタンダードプランのオプションである運行情報コースの契約が別途必要となります。詳しくはお問い合わせください。
今回参考になる「駅すぱあとWebサービス」及び「駅すぱあと路線図」のドキュメントページはこちら↓↓↓
鉄道運行情報(レスキューナウ)
Rosen JS API リファレンス
駅すぱあと路線図サンプル集
※ 鉄道運行情報(レスキューナウ)(旧版)では対応しておりません。