こんにちは、駅すぱあとWebサービス開発チームの山崎です。
この度「駅すぱあとWebサービス」では、利用しない区間を指定した迂回経路探索で、路線だけでなく駅単位の区間も指定できるようになりました。
具体的には?
経路探索(/search/course/extreme)の不通運行路線を指定するinterruptOperationLineCodeListというパラメータに、駅間、方向を指定するフォーマットが追加されます。
interruptOperationLineCodeListが対応するフォーマットは以下の3種類になります。
- 運行路線のみの指定(従来通り)
- 運行路線と駅間の指定
- 運行路線と駅間と片方向または両方向の指定
言葉だけでは難しいと思いますので、「運行路線と駅間と片方向または両方向の指定」について、サンプルリクエストと合わせて図で解説します。
例1. 「JR中央線快速の荻窪〜新宿を片方向」で止め、西荻窪〜新宿の経路を探索した場合 ・リクエスト
https://api.ekispert.jp/v1/xml/search/course/extreme?viaList=西荻窪:新宿&interruptOperationLineCodeList=109,22573,22741,Oneway&time=1000&key=アクセスキーを入力してください
例2. 「JR中央線快速の荻窪〜新宿を両方向」で止め、西荻窪〜新宿の経路を探索した場合
https://api.ekispert.jp/v1/xml/search/course/extreme?key=viaList=西荻窪:新宿&interruptOperationLineCodeList=109,22573,22741,Both&time=1000&key=アクセスキーを入力してください
図のように路線全体ではなく、駅と駅の間を不通区間として指定することができます。
注意点
注意点は以下の2つになります。
都営地下鉄大江戸線は駅間対応の対象外となります。
方向の指定はUp、Downではなく、Oneway、Bothになります。
・注意点1について
都営地下鉄大江戸線は、厳密な環状線ではなく6の字の形をしているため、駅間を指定する場合に複数のパターンが発生してしまうケースがあります(例. 都庁前 - 清澄白河)。対応に検討が必要であるため、今回のリリースでは対象外としました。
・注意点2について
経路探索では方面を表す要素にUp、Downが存在します。今回の不通運行路線の駅間指定ではOneway、Bothの指定となります。こちらについては、Onewayを指定することで自動的にUpなのかDownなのかを駅すぱあとWebサービス側が自動的に解釈するとご理解ください。
例として、先のリクエスト例の「JR中央線快速の荻窪〜新宿を片方向」で止めたい場合、JR中央線快速の荻窪から新宿がUpなのかDownなのかを調べる必要がない、ということになります。その為、駅の指定順にはご注意ください。
おわりに
今回ご紹介した不通運行路線の駅間指定対応は、以前にご紹介した鉄道運行情報の駅間対応と、とても相性の良い機能となります。 運行情報が路線全体ではなく特定の駅間のみに影響している場合、今回ご紹介した機能で駅間を不通区間とすることができます。
鉄道運行情報の駅間対応の記事は以下になりますので、よろしければご覧ください。
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